White atelier BY CONVERSE

インスタグラムに投稿した一枚の絵をきっかけに瞬く間に人気イラストレーターの仲間入りを果たしたmoekoさん。
絵を描きはじめたきっかけやこれから挑戦したいことについて、新しくオープンしたWA吉祥寺店で聞きました。

ーきっかけはインスタグラム。
そこからすべてが始まりました。

イラストレーターの仕事をしているのが自分でも不思議なくらいなんです。幼いころから描き続けていたわけでもないし、絵やデザインの学校に通っていたわけでもないんです。絵を始めたきっかけは大学3年生のとき。授業がひと段落して時間ができたので、ふと思い立って絵を描いてみたんです。それをインスタグラムにアップしたら、思いのほか反響があって嬉しくなり、描き続けるようになりました。ある時、大好きな女優さんの顔を描いてアップしたら本人がリポストしてくれて、一気にフォロワーが増えたんです。それからですね。出版社の方から雑誌でイラストを描いてほしいと依頼がくるようになりました。そのまま大学を卒業し、一般企業に就職をしたのですが、やっぱりイラストの仕事をしたいと思い、生活していけるか不安はありましたが、チャンスがあるならと、2ヶ月で退社してフリーのイラストレーターになりました。インスタがなかったら今の活動はしていなかったと思います。1枚の絵に対して、「いいね!」やコメントがつくので嬉しい反面、その数が少ないと落ち込むこともあります。私の発信の場でもあり、プレッシャーも感じるシビアなツールですね。

ーただ、かわいいだけじゃない
ひと癖ある人を描いていきたい。

オールスターとコラボの話がきたときは、ドッキリじゃないかなと思うくらい驚きました。maegamimamiさんがコラボしていたのを知っていたので、まさかその次に自分に声がかかるなんて、と。私は大学時代からオールスターだけを履き続けているほど、大好きなスニーカーです。写真の靴は「目に入れても痛くないくらい好き」な人たちを敷き詰めたもの。街で私のコラボスニーカーを履いている人に遭遇したら嬉しくてきっと声かけてしまうと思います(笑)。
今回のコラボでは初めに「かわいい女の子」を描いてほしいとリクエストがあったのですが、けっこう難しかったです。私の絵はかわいくてポップと言われがちなのですが、自分ではあまりそこを目指していなくて。ただ「かわいい」よりも、肩が大きすぎたり、肉感があるシルエットだったり、ひと癖あるというか、かわいくなりすぎないバランスを大切にして描いています。色使いもそうですね。明るい色をたくさん使うよりは落ち着いた色味が好き。どこか大正ロマンを感じさせるような部分と現代っぽさを掛け合わせて自分の世界観を表現していきたいです。

ー地域活性や町おこしなど
地域の魅力を発信したい。

以前、福岡県大川市の家具会社が主催した展示に参加しました。日本で衰退しつつある「引き出し家具の文化」を盛り上げようとさまざまなジャンルのクリエイターとコラボレーションした企画で、私はブランドBOOKのイラストを担当しました。とても楽しかったし、やりがいがありました。もともと大学では地域再生の勉強をしていて、伝統工芸の継承や町おこしに興味があるんです。今後は地元・宮城県の本を作ったり、復興関連の仕事に携わったりしたいとも思います。パッケージデザインを手がけてみたいという気持ちもありますね。たとえば、地域食材を使った缶詰やレトルト食品などの開発に興味があります。形状の規格からグラフィック、イラストまでトータルでやってみたいですね。それが地域活性につながれば嬉しい。
ほんの3、4年前まで自分がイラストの仕事をしているなんて想像できなかったように、これから先、絵を描き続けているのかわかりませんが、何かを作る仕事は続けたいです。これからもたくさん迷うと思いますが、自分ができること、やりたいことに向き合って、地域の魅力を発信する活動ができたらと思います。

Artist Profile

moeko

宮城県出身。2014年からイラストを描きはじめ、インスタグラムで作品を発表。さまざまな雑誌へイラストを提供するほか、企業とのコラボレーションも多数。

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